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2009
11.10

外張断熱と内断熱の違いとは・・・?

Category: 建築
11月に入り、寒い日があるかと思えば急に暖かくなったり、安定しない気候が続いておりますが、
やはりさすがに日影は風が冷たく、日なたが恋しい季節ですね。

このような季節ですが、サイエンスウッドの展示場にいますと、暖房もついていないのにほっこりと暖かく、
少し動いたりすると汗ばんでしまうほどです。


                        サイエンスウッド浜松展示場(浜松市中区富塚町)

なぜ、こんなに暖かいのか?

実はこれ、照明が熱源となり、放射された熱が家全体を暖めているからなのです。


夏はエアコン1台で涼しく、冬は少しの暖房で暖かい・・・。

「外張り断熱の木の家」は一体何が違うのでしょうか?

今回は木造の内断熱(充填断熱)外断熱(外張断熱)についてお話します。


実は木造の場合、木材にはある程度の断熱性があるため、充填断熱でも結露せず、蓄熱しないので
外張断熱のほうが断然有利ということは一概にはいえません。

しかし、断熱という行為は、対象をすっぽり包み込むことで100%発揮するものであり、充填断熱の
ように柱で断熱層が分断されてしまうことは変則的といえます。
木造住宅の木部の面積は外周全体の15~20%もあるといわれますので、すっぽり全体を包み込む
外張断熱より断熱性は劣ります。そのため、外張断熱より充填断熱のほうが断熱材の厚みを大きく
することが必要になるのです。



充填断熱にするか、外張断熱にするかの判断の決め手は、断熱材の特徴のどの部分を優先して選ぶか
というライフスタイルの差、もしくはコストの問題ともいえるかもしれません。

一般的に指摘されているメリット・デメリットは

■内断熱(充填断熱)
メリット :  ローコスト
        施工できる工務店が多い
        ほとんどの断熱材が使用できる
        自然系断熱材が使いやすい
        外装材の制約がほとんどない

デメリット : 一部の自然素材以外は、室内側防湿層を設けないと内部結露が起きる恐れが大きい
        気密工事の施工性が悪い
        配線や配管の場所を変えにくい
        柱などの木材の部分で断熱材が切れてしまい、その部分からの熱損失が生じやすい

■外断熱(外張断熱)
メリット :  断熱層が柱で区切られないので欠損がなく熱損失が少ない
        気密をとりやすく施工しやすい
        素材である発泡スチロールの特性により、結露の心配が少ない
        柱などの木材が腐る恐れが少ない
        配管や配線の場所を変更しやすい
        柱などをあらわせるので木の素材感を活かした空間ができる

デメリット : 工務店によっては対応できない場合もある
        コスト高になる
        外装材に制約がある(重量が重いものは使えないこともある)
        化学素材のため、断熱材のエコ評価が低いものが多い
        

 
 充填断熱は壁体内に断熱材がぎっしり詰まっているのに対して、
 外張断熱の場合には、壁体内はフリーな状態にあります。
 この壁体内空洞を利用し、通気層としたり、工夫を凝らした工法
 が生まれています。

 つまり、外張断熱の特徴は、施工性がよく、内部結露に安全で、
 さらに壁体内のデザインが自由に出来ることにあります。

 外張断熱は大壁造よりも、むしろ柱がみえる真壁造の住宅こそ
 より生かされるのです。 


このような違いを踏まえた上で選択をすることも、家づくりを検討する上で大切なことですね。
少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。



疑問やご相談についても承ります。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

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